シャンプー2度洗いの正しいやり方【美容師が解説】

最近ではスタイリング剤がオイルやバームなど油分が多い物が多く、シャンプーが泡立たないとよくお客様から相談を受けます。また、頭皮の環境や体質によって泡立ちにくい方などもこの記事を参考に、ご自身に合ったシャンプーの回数を見つけてください。
シャンプーの回数について
そもそもシャンプーの理想の回数は何回なのか?
結論からいうと1回、場合によっては2回です。
基本的には、シャンプーは1回が理想です。なぜかというと別記事でも解説していますが、予洗い(シャンプー前の流し)で日常生活の7〜8割の汚れは落ちると言われているからです。
シャンプーはあくまでもその予洗いで取りきれなかった。余分な皮脂やホコリなどを落とす補助的な役割だと私は考えているからです。
「シャンプーで汚れを落とす。」この考えがメインになってしまうと何回も洗ったり、強く擦り過ぎてしまうなど、髪や頭皮に負担をかけてしまう原因になってしまいます。
2回シャンプーをしてもいい場合
- 脂性肌(皮脂分泌が多い方)
- スタイリング剤を多く使う方
上記に当てはまる方は2回シャンプーをしても大丈夫です。
例えば、成長期・思春期などで皮脂分泌が多かったり、お仕事でジェルやスプレーで固める方、油分が多いオイルやバームなどを多くつける方は2回シャンプーしてもいいでしょう。
洗いすぎるとどうなるのか
・髪を洗いすぎると、皮脂を必要以上に取ってしまい頭皮が乾燥します。
・頭皮が乾燥すると、皮脂分泌が多くなります。
・結果、頭皮がベタつきそれを落とそうとシャンプーの回数が増えたり、強く擦り過ぎて頭皮を傷つけてしまう。
と言うような悪循環になってしまいす。
2度洗いの正しいやり方
1.予洗いをしっかりする(2〜3分)
2.1度目のシャンプーは泡立て馴染ませる(泡立てのみ)
3.軽く流す
4.2度目のシャンプーは頭皮をマッサージするようにゆっくりと
5.流し(目安はシャンプーした時間の倍の時間)
予洗いは頭皮、髪に水分が行き渡るようにしっかりと流します。
1度目のシャンプーは泡立てのみ、コツは手をネコの手にして全体を円を描くように動かすと泡立たせやすいです。
軽く流し2度目のシャンプー、最後の流しはシャンプー剤が残らないように入念に(目安はシャンプーした時間の倍の時間)流します。
まとめ
体質や頭皮環境、生活環境によって泡立ちに変化があります。
初めの方にも書いた通り、基本的にはシャンプーは1回が理想です。
シャンプーはあくまでも、取りきれなかった汚れをとる補助的な役割。これを一番にお伝えしたいです。
それでも泡立ちがよくならない場合に2回するという選択肢が出てくるので一度、予洗いをしっかりしてみてください。
頭皮に悩みを抱えている方は本当に多く、そのほとんどは間違ったやり方を無意識に行なっています。この記事がシャンプーの回数についてあらためて考え、正しいやり方で洗うきっかけになればと思います。
シャンプーのやり方についても下記の記事で詳しく解説しているので、合わせてご覧ください。
