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トリートメントの正しい使い方

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髪の毛がパサついていたり切れ毛が多くなったりすると、見た目も気分も悪くなりますよね。

そんな髪をケアしてくれのがトリートメントです。

トリートメントは、髪の内部と表面の両方を補修し、表面をコーティングして保護するものです。

しかし、ただ付けるだけでは、効果を引き出すことができません。

今回は、美髪を作るために知っておきたいトリートメントの正しい使い方を美容師がご紹介します。

トリートメントの種類

初めに、自分の髪質やダメージ具合に合ったトリートメントを選ぶことが大切です。

トリートメントの形状はさまざま。

まずは、種類と特徴からお伝えします。

クリーム

クリームタイプは油分が多く、髪に適度な水分と栄養を与え保湿効果が高いのが特徴。

クセ毛や髪のダメージに悩んでいる方にオススメ。

ミルク

ミルクタイプは水分量が多く保湿力に優れているのが特徴。

髪の内部に浸透し、補修するのでダメージに悩んでいる方におすすめ。

また、髪がベタつかずサラッとした仕上がりになります。

ジェル

保湿効果に優れており、柔らかい質感を髪に与えてくれるのが特徴。

油分が多くなじみやすいので、髪が絡みやすい方にオススメ。

オイル

オイルタイプは油分が多いので、髪の広がりを抑えてまとまりやすく、ツヤがあるのが特徴。

髪のパサつきや、カラーやパーマなどで傷んでいるという方にオススメ。

ミスト・スプレー

ミスト・スプレータイプは浸透率が高く、髪にすばやく浸透し保湿や補修を行うのが特徴。

髪に直接かけるため、扱いやすく、手が汚れずに使えます。

質感は軽いので、細くて柔らかい髪やボリュームがでにくい方にオススメ。

トリートメントの選び方

髪質・状態から選ぶ

細い・柔らかい

細く柔らかい髪質の方は、油分が少なく、水分の多いインバストリートメントを使うとよいでしょう。

アウトバストリートメントは、ミルクタイプorミスト・スプレータイプを使うと髪がベタつかず、さらっとした質感になります。

太い・硬い

太く硬い髪質の方は、油分が多めでしっとりとした質感のインバストリートメントを使うとよいでしょう。

アウトバストリートメントは、オイルタイプorジェルタイプを選ぶことで、柔らかくツヤのある質感を手に入れることができます。

クセ毛

クセ毛の方は、保水力・ダメージ補修力があるインバストリートメントを使うとよいでしょう。

アウトバスは、湿気などによる外側からの余計な水分を吸収しないよう、オイルタイプのトリートメントでコーティングするのがオススメです。

量が多い・ボリュームがでる

量が多く、ボリュームが出てしまう方は、髪に潤いや柔らかさを与えるオイルやシアバターなどが配合されたトリートメントを使うとよいでしょう。

アウトバスは、膨らむのを抑えまとまりやすい髪にするためにオイルタイプが効果的です。

量が少ない・ボリュームがでにくい

量が少なくボリュームが出にくい方は、ハリやコシを出すために髪を補修する成分が豊富なトリートメントを使うとよいでしょう。

アウトバスは内部補修力がある、ミルクやミスト・スプレータイプを使うことで、ベタつかずさらっとした髪に。

普通毛

普通毛の方は、好きな質感のインバストリートメントを選ぶとよいでしょう。

アウトバスはドライヤーの熱から髪を守るために欠かさずつけることをおすすめします。

カラーやパーマでのダメージ

カラーやパーマによってダメージしている場合、髪は水分が足りずパサつき広がりやすくなります。

このような方は、ダメージ補修力のあるインバストリートメントを使い、オイルタイプのアウトバストリートメントで髪内部の水分が不足しないようにするとよいでしょう。

シリコンイン・ノンシリコンについて

シリコンイン

シリコンイントリートメントは、髪にツヤやまとまりを与えてくれるのが特徴です。

髪が絡まりにくくなり、手触りなども向上します。

また、シリコンインは洗い残しや頭皮との相性によっては、フケやかゆみなどの肌トラブルを引き起こす可能性があるので注意が必要です。

ノンシリコン

ノンシリコントリートメントは、髪に軽さが生まれボリュームアップや、頭皮に優しいのが特徴です。

細く柔らかい髪質の方や、ボリュームが出にくい方にオススメです。

また、ノンシリコンはコーティング作用がないため、髪質・状態によってはきしみが出ることがあるので、保湿成分が配合されているものがオススメです。

トリートメントの正しい使い方

インバストリートメント編
トリートメントの手順

1.シャンプー後に髪の水分をとる

2.毛先からトリートメントをつける

3.浸透するように時間を置く

4.トリートメントを洗い流す

1.シャンプー後に髪の水分をとる

シャンプー後に流し終えたら、髪の水分を手で握ってとります。

水分をとることで、トリートメントの浸透を高めます。

髪を束ねて捻りながら水分をとるのはNG。

水分を含んだ髪はとてもデリケートなのでダメージの原因になってしまうので注意して下さい。

2.毛先からトリートメントをつける

髪は、根元から毛先に向かってダメージが多くなるので、ダメージの多い毛先からトリートメントを塗布していきます。

毛先を付けたら、手ぐしで中間へと揉み込んでいきます。

ジャンボコームなどを使ってコーミングすると手ぐしより馴染ませやすく、よりトリートメントが浸透します。

トリートメントは根元には塗布しません。根元に付けてしまうと、頭皮や髪のベタつき、ボリュームが出にくくなってしまいます。

3.時間を置く

トリートメントが浸透するまで、少し時間を置きます。放置する時間の目安は、7〜10分くらい。

長時間放置し過ぎても効果は変わりませんし、ダメージやヘアカラーの色落ちの原因にもなります。

放置時間中に、顔や体を洗うと時短になりますし、湯船に浸かってリラックスするのも良いでしょう。

放置中は、ホットタオルやシャワーキャップなどをするとトリートメントの浸透力が上がります。

4.トリートメントを洗い流す

トリートメントを洗い流します。目安はトリートメントのヌルヌルした感覚がなくなるまでしっかり流しましょう。

トリートメントを流し残してしまうと、乾かしにくくなり、頭皮の肌荒れなどの原因になるので注意が必要です。

アウトバストリートメント編

1.タオルドライ

髪の水分をとるためにタオルドライをしましょう。

ポイントは、タオルで髪を包み込んで優しく水分をとること。

摩擦で髪を傷ませないように気をつけましょう。

お風呂上がりにすぐにアウトバストリートメントを付けるのが、ベストなタイミングです。

2.アウトバストリートメントを出す

タオルドライ後、手に洗い流さないトリートメントをだします。

使用する量は、商品説明に従うもしくは、担当の美容師に聞くのもいいでしょう。

適正量を知ることで、効果を最大限引き出すことができます。

髪の長さ使用量
ショート2プッシュ
ボブ3プッシュ
ミディアム4プッシュ
ロング5プッシュ
アウトバストリートメントの適正量目安

目安は髪が乾いた時に、髪がしっとり柔らかくなるくらいがよいです。ベタついたり、翌日のシャンプーで泡立ちにくいと感じる場合はつけ過ぎになります。

3.トリートメントを付ける

適正量を出したら、手のひらに伸ばし、指と指の間にも馴染ませます。

指と指の間により馴染ませることで、髪にムラなく付けることができます。

毛先→中間→表面→前髪と髪が乾燥しやすい順番につけていきます。

手ぐしを通し、髪にしっかり吸収するように優しく揉み込みましょう。

アウトバストリートメントを根元につけないようにしましょう。頭皮トラブルや、ボリュームダウンの原因になります。

4.コーミングする

ジャンボコームを使ってコーミング(梳かす)ことで、アウトバストリートメントをムラなく均一につけることができます。

コーミングは毛先→中間→根元の順に行います。

こうすることで、コームについた少量のトリートメントが程よく根元にもつくので、浮き毛が解消します。

このひと手間を加えることが、均一につけるための最も重要なポイントです。

ドライ

ドライヤーは根元→中間→毛先の順番で乾かします。

温風と冷風を交互に切り替えるもしくは、ドライヤーを振りながら乾かすことで髪の温度が上がり過ぎず、熱ダメージを抑えることができます。

途中で乾かすのをやめてしまったり、自然乾燥にするとパサつきやダメージにつながるので、必ずドライヤーでしっかり乾かしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

自分に合ったトリートメントを見つけ、正しい方法でケアすることで髪を美しく保つことができます。

髪を綺麗に保つことができれば、自分の理想のヘアスタイルを手に入れることができるでしょう。

ダメージが多いということは、カラーやパーマなどの施術の制限が増えてしまうことになります。

この記事を参考に日常のケアを見直して、より良い毎日を過ごしてください。

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ABOUT ME
野澤怜
野澤怜
美容師/ブロガー
1996年栃木県出身宇都宮市在住の美容師 美容師歴7年目 サロンワークの他 「Hair literacy」を運営。 サロンワーク中にお客様の悩みや、髪の疑問を元に髪の知識やコツを発信。
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