髪を伸ばす時の勧め「綺麗に伸ばすとは」

今回は髪を伸ばしていくときに気を付けるポイントについてのお話
髪は女性の命。
髪を伸ばす。
どのくらい伸ばすのかにもよりますが、これはかなり根気がいるので修行のように感じる方も多いと思います。
伸ばすにあたって大切なのは綺麗に伸ばす。
それは、
紫外線やコテ・アイロンなどのダメージをなるべく受けないよう伸ばしていく方法。
毛先の厚みが適度にある状態(スカスカでない)でまとまりよく伸ばしていく方法。
この二つがかなり重要であり、というか、伸ばすにあったてはこれしかないです‥‥‥
しかし、この二つかなり難易度が高いんです。
一つ目のダメージをさせないよう伸ばしていく方法は、毎日の適切なケアの積み重ねいわゆる”ちりつも”なので根気や労力を必要とします。
二つ目のまとまりよく伸ばしていく方法は、完全に担当の美容師さんにかかっています。
綺麗に伸ばしていくためには?
せっかく伸ばすなら綺麗に伸ばしたいですよね?
いくつかポイントとコツをまとめましたので、参考にして下さい。
紫外線
紫外線は3月頃から強くなり8月頃にピークを迎えますが、
実は、紫外線の影響が髪に出るのは9月以降からなんです!
これは蓄積によるものなので、その日から急にというものではなく
また、一度受けたダメージは完全には元に戻りません。
なので、しっかりと紫外線対策をすることが重要です。
対策
- 長時間外に出る時は、帽子を被る
- 髪用の日焼け止めスプレーを使う
- 日傘をさす
これらを意識的に行うことが重要です。
効果
- 髪だけでなく、頭皮も守ることができる。
- 紫外線によるカラーの色持ちや、パーマのだれを抑えることができる。
- 髪・頭皮の乾燥を防げる。
- 紫外線の蓄積を抑えることで、冬のパサつきが少なくなる。
お風呂から出たら
髪が濡れている時間が長いもしくは、乾かさないで自然乾燥は、キューティクルが締まりきらないので、パサつき・枝毛などの原因になります。
すぐに乾かすのがベスト。
カラーの色落ちからも守ることができます。
ドライヤーを途中で止めてしまうのはNG。
最終的に自然乾燥という形で乾いてしまうので、キューティクルが開いたままになってしまい枝毛・断毛の原因になります。
「そんなこと分かってるけどそんな時間ないし、最後まで乾かすのがすごい面倒なのよねー」。
そんな方にオススメ。
タオルドライ後、約20分ほど放置してからドライヤーで最後まで乾かして下さい。
これにより、乾かす時間を少し短縮することができますし、その間に家事や子供を寝かせる準備に時間を使うことができます。
最後にドライヤーの風でしっかりキューティクルを閉じてあげるということが、非常に重要なのでいつもと順番を変えてみて下さい。
コテ・アイロン
お出かけ前にコテ・ヘアアイロンでスタイリングする方は多いでしょう。
髪を綺麗に伸ばすもしくは、保つには温度に注意して下さい。
使用する温度が必要以上に高いと、毛先がダメージし、綺麗に伸ばすことが難しくなります。
髪はタンパク質で出来ているので、熱に弱く硬くなってしまいます。
例えば、
卵はタンパク質です。
生卵に火を通すと目玉焼きになりますよね?
火(熱)を通した目玉焼きは生卵に戻ることは絶対ありません。
これと同じで、一度硬くなってしまった髪はもう二度と柔らかくなることはないのです。
いかに必要最低限の温度で日々スタイリングするかが、綺麗な髪を保つかがポイントになってきます。
スタイリング時の理想の温度は、
ストレート、毛先ワンカール、140℃〜150℃
カールスタイル、前髪、130℃〜140℃
160℃を超えてくると髪がダメージしやすく、硬くなってしまうので注意して下さい。
この他にも別の記事で、より詳しく解説してます。

カラー・パーマ
伸ばしている途中でも、カラーやパーマでデザインを楽しみたいですよね?
ここでも一つポイント。
担当の美容師にどのくらい伸ばすか、ビジョンを共有しておく。
担当の美容師とゴールが共有できていることで、
・ブリーチなどのデザインカラーのタイミング
・サロントリートメントをするべきか
・パーマを今かけても良いか、見送るべきか
など、様々なことに対してアドバイスが貰うことができます。
カラー・パーマは髪の中の構造を変えるものなので、美容師にしかダメージを抑えることができません。
そのため、美容師との共有がかなり重要です。
カット
「伸ばしているのにカットは必要なの?」
そう思った方も多いはず。
結論、カットは必要です。
理由は主に二つあります。
髪は同時に伸びていない
全ての髪は同時に伸びていません。
髪は成長期→退行期→休止期というサイクルで回っており、その周期は一本づつ違います。
そのため、均一に伸びることはありません。
切らずに伸ばしておくと、毛先が揃ってないので、
まとまりにくく、パサついて見えるので、
長さは切らず、毛先を整えましょう。
毛量について
毛量も同様、そのままにしておくと、
ドライヤーの時間や、スタイリングに時間がかかり、
早く終わらせるために、アイロンの温度上げてしまい、
結果、毛先がダメージする。
という、悪循環になってしまうため、やりにくく感じてきたタイミングで量を取ることをオススメします。
※注意するのは、目標の長さを美容師に伝えること。
これが伝わっていないと、扱いやすいように限界まで梳かれてしまい、
毛先がスカスカになってしまいます。
綺麗に伸ばしていくための梳き方が、ちゃんとあるのです。
まとめ
単純に伸ばすだけではまとまらず、量も扱いにくくなります。
このようなメンテナンスをきちんとすることで、楽しみながら髪を伸ばすことができます。
綺麗に伸ばす=楽しみながら伸ばす
ということだと私は思っているので、その途中経過も楽しんで頂けると美容師として嬉しく思います。
この記事が少しでも参考になればと思います。
また、そのほかに疑問等などありましたら是非、コメントお待ちしてます。